先週、鹿児島県指宿市で行われた日本プロゴルフ選手権で、選手会長の石川遼選手が優勝しましたね。
悲願のメジャー初勝利は彼自身3年ぶりのツアー優勝でした。勝利から遠ざかっていた間は腰痛に苦しめられていたようですが、厳しいフィジカルトレーニングによって克服したとの報道がありました。確かに以前より身体つきが逞しくなっているようにみえました。
身体つきが変わるほどのトレーニングといえば、先日福岡で開催されていた陸上競技の日本選手権でも気になった選手がいました。
女子100mHの寺田明日香選手です。
08年から同種目を3連覇のあと怪我をきっかけに2013年にいったん引退、結婚・出産を経て復帰したのは陸上ではなくなんと7人制ラグビーでした。
東京五輪を目指し日本代表候補にも合格していたものの、またも骨折など怪我の影響で競技継続を断念、再び陸上トラックに戻ってきたのでした。
テレビ中継で久しぶりにその名前と姿を目にして、肉体の進化に驚きました。日本の女子陸上選手はとにかく線が細いと常々思っているのですが、腰回りを中心に強化された筋肉が目立っていました。
大会後に上位入賞3選手の表彰台で写真が掲載された記事がありましたが、ちょうどセパレートのウェアのお腹部分が並んでいて、寺田選手の体幹、腹筋・骨盤周りの筋肉が際立っていました。
一部紹介されていたところによると、ラグビーで取り組んだウェイトトレーニングのデッドリフトが当初の60kgから120kgに上がったそうです。
今回の日本選手権は優勝した木村文子選手から0.02秒差の3位(13秒16;追風0.6m)でしたが、本格復帰からわずか半年でのこの成績は今後に大きな期待をもてるものだと思います。
もちろんすべてのトップアスリートたちは専門家のサポートも得て最先端のトレーニングを行っているわけですが、フィジカルベース(基礎体力)の向上はどんなアスリートでも強化の土台になると私は考えています。
より高いトップパフォーマンスのために、フィジカルベースを高める取り組みを今後も続けていきます。
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